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1.シェアのエロゲを作ってみたいの。


ずっとフリーのサウンドノベルや小説を公開してきたんですけれども。
前々から、シェアウェアを売ってみたいなという思いはありました。
理由は、ぶっちゃけお金が欲しいというのもありますし、ゲーム制作に投資したお金(パソ代とかソフト代とか)を回収したいというのもありますし、何よりも単にやってみたいという好奇心がありました。お金が絡めば、自分の作品がどのように評価されるか、シビアに分かりますし。
でもお金を取るとなったら、それなりの完成度を求められるし、苦情にもある程度対処しなければなりません。
トラブルも多そうです。人間、お金が絡むと怖いですし。
それに、CDに焼いたりジャケットを作ったり、コミケに行ったり在庫抱えたりもしんどい。手間暇費用がかかり過ぎです。シェア販売してる同人サークルはすごい。私にはそんなエネルギーはありません。

打たれ弱いので、面倒の多そうなシェア公開から逃げていたんですが、最近の有料同人ゲームの面白さや、ダウンロード販売代行など、触発される作品やシェア販売の敷居が低くなってきたことなどから、(あと、春の陽気に)シェアウェアを制作・公開してみようと思い立ちました。

ちなみに、拙作「アメリカ物語」でシェアが云々言っていたのは、あの頃パソを買い換えていた為です。ちょっと投資を回収したいなあ、でも売る手続きが面倒だなあ、それにNscripter使い始めで、もう少し完成度が低いなあ等々、色々思う所があって、シェアはやめてフリーにしました。
もう「アメリカ物語」をシェアで売るつもりはありませんが、あのシナリオもう少しいぢってみたいなあ。

それにしても、なぜエロゲか。
売り物だからサービス、というのもありますが、今作りかけているゲームが、テーマ上どうしてもエロを避けて通れない代物だからです。
「怪談百話」といい、最近エロづいていますが、別に私はドスケベじゃないです。普通のスケベです。
なんか人間性とか人間の本質とか考えていると、性というのがとても人間らしさに直結しているんじゃないかと思えるようになってきたんです。どういうセックスを好むかというのは、かなり人の個性が出るんじゃないでしょうか。どんな純愛にも、エロスは不可欠ですし。愛を突き詰めればその源は性欲ですし。

この所、思春期がぶり返してきたみたいに
「人間ってなんだろう」「人を人たらしめるものとは?」など青いことを考えるんですヨ。現役中学生の頃はこんなこと考えなかったのになあ。

まあ、創作物には作者の思考が反映されるわけで。
人間性やヒューマニティを追求すると、エロスは不可避。だからまあ、初のシェアはエロゲで行こうということになったわけです。
青臭いこと書きましたが、単にエロいの書きたいから、というのも大きな理由ですけど。ホント中学生みたいですな。

書きたい物を書く。それでいいじゃないか。


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