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■13.続・ソレンスキー■


もういっちょソ連について。

はいはい、私が今書いてるのは創作、フィクションの物語なわけですが。

ものごっつ嘘八百並べ立てております。

ちょっとでもロシア史を勉強した人なら、突っ込みどころ満載の記述がてんこもり。ストーリーはいつもの鬱シリアスのはずなのに、多分ロシアスキーが読んだらギャグとしか読めないと思います。

まづ、年代が滅茶苦茶。

えーと、物語の舞台はロシア革命前後の時代なんですが。ロシア革命って、1917年の出来事なんですね。

で、体験版にもちょろっと出てきました「ナロードニキ」なんですが。これ、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍(?)した革命勢力らしいんです。つまり、

もうナロードニキなんていないぢゃんという時代に、ナロードニキにはまりまくりなキャラが出てくるんですよ。

そんでね。ロシアの農奴解放は1861年なのに、私の作品では1900年代になってもまだ農奴出てきてます。いったい、いつまで農奴やってんでしょうか。まあ、史実でも彼らは「農奴」から「小作農」に名前が変わっただけで、あんまり解放されてなかったようですが……。

あと、イメージ先行で書いてるので、「とにかくロシアは寒いの!」って描写してますが、夏はけっこう温かい(つーか暑い)そうです。まあ広い広い国なんで、地域によって差があるでしょうけど。それに冬も、ずーっと寒いわけじゃなくて、日中なら出歩けるらしいです。行ったことないから、知らんけどね。

日本人が思い浮かべるロシア料理は、実はウクライナ料理が多いそうです。作中に堂々とロシア料理として出てくるものも、もしかするとウクライナ料理なのかもしれません。ラーメンが日本料理として登場するようなもんですね。

それから〜、あ〜、ロシアの宗教なんですけど〜ロシア正教だっけ? これさっぱり分かんねえ。なんか、東方正教会とかいう派閥に属する、独特のキリスト教らしいです。イコンが有名なんですって。ふうん。儀式とか説教とか、全部想像で書いてます。使用した教会画像も、多分ロシア正教会とは違うヤツです。ロシア正教会は玉ねぎ屋根が特徴らしいです。そんな画像、持ってないです。

もー、いいじゃんよもう。独自でも玉ねぎでも、とりあえず、キリスト教なんだろ? キリスト教って、こんな感じだろ? って投げやりな姿勢で書いてます。でもキリスト教は、本作ではけっこう重要なファクターだったりするんですが。

ちなみに私は、真言宗です。(多分。自分の宗派もあやふや)

まだ半分もシナリオ進んでないってのに、こんなにボロボロ嘘ばかりなんて、これからどれだけ事実をねじ曲げるんだろうと思うと、なんだかかえってワクワクしてきます。

でも、座礁した「優一⇔優子」に比べると凹みが少ないのは、遠い外国の昔のお話だからなんでしょうかね……。若干ホラ吹いても、それがバレにくいというか……多少間違ってても、それもありそうっていうか……。製品版が日本語の分かるロシア人に読まれないことを祈ります。多分ロシア人はスルーしてくれると思うけど。

あと、イリヤの年齢については、もう途中からなるべく考えないことにします。

虐められるのが美少年や美少女なら萌えるけど、おっさんでは萎えます。書いてても萎える。彼は東洋人にしてもかなり童顔で細身だという設定にはしてありますけどね……でも実年齢は考えちゃいけません。

え〜、こんなに自らボロを晒すのは、懺悔というか、愚痴というか、まあ、とにかくぶちまけたくなったのです。王様の耳はロバの耳です。あんまり嘘ばかり書いてると、また筆が止まっちまいます。発散しないとね。


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